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Securitize、Onramp Invest社を買収へ 投資助言業者(RIAs)が管理する顧客資産400億ドルをオルタナティブ資産へ拡充

〜プライベート・エクイティ、プライベート・クレジット、セカンダリーへの投資を簡易化〜 

 発行から流通市場まで対応したセキュリティトークン・ソリューションを提供するSecuritize(セキュリタイズ)は、富裕層向けデジタル資産のプラットフォームであるOnramp Invest (オンランプ・インベスト)社の買収を8月17日に発表しました。

 今回の買収により投資助言業者(以下、RIAs)(※1)は、普段使用しているOnramp Investのダッシュボードを通じて、顧客(※2)に対し、Securitizeが提供するオルタナティブ資産(プライベート・エクイティ、プライベート・クレジット、セカンダリー、不動産など)への投資オプションを瞬時に提案することができます。Securitizeが提供するオルタナティブ資産へのアクセスを直接RIAsに提供することで、優秀なファンドマネージャーによる機関投資家向けのオルタナティブファンドへの投資機会の最低投資額と手数料を低減させた上で、流動性も提供できます。

※1 投資助言業者(RIAs)とは、米国の職業名称で「Registered Investment Advisor」の略で、資産運用のアドバイスを行う専門家、事業者。
※2 顧客とは投資助言業者が投資アドバイスを提供する投資家を意味しています。

 Onramp Investは、最先端の金融プロフェッショナルのための富裕層向けデジタル資産のプラットフォームです。RIAsが、顧客のために安全かつスマートにデジタル資産へ投資できるよう、Orion、Advyzon、Wealthbox、AssetBookなどの各種顧客・運用管理ツールとシームレスに連携できます。また、研究機関や専門家による主要マーケットのリサーチなども提供しています。

 Onramp Investのプラットフォームは、合計400億ドル以上の資産を管理する全米のRIAsコミュニティだけでなく、WisdomTreeやCoinDesk、Global X、Valkyrie Investなどのデジタル証券領域で有名な運用会社や、インデックス算出企業にも利用されています。

 企業価値の大部分は、証券取引所で取引されている株や債券からではなく、プライベート資本市場のオルタナティブ投資で創出されています。今回の買収により、RIAsは顧客に流動性を備えた以下のようなオルタナティブ資産への投資機会を提案できるようになります。

  • Private Equity:プライベートエクイティは、証券取引所では取引されていない非公開・未公開企業で、それらに投資しているファンドへは、短期間で大幅に成長することに期待し、投資するものです。
  • Private Credit: プライベートクレジットは、現在最も需要が高い投資先の1つです。ノンバンクが提供しているローンや債権投資などのことで、2Qだけで、712億ドルが投資されています。
  • Secondaries: プライベートの既存または出資済みのファンドや企業の売買が可能になります。直近は売値と買値のスプレッドが小さくなってきています。

Securitize CEO カルロス・ドミンゴのコメント

“Onramp Investの買収は、オルタナティブ資産への投資機会を拡大し、プライベート資本市場を民主化するための、大きな一歩となります。Onramp Investは、RIAsにデジタル資産へのアクセスを既に提供していたため、トークン化オルタナティブ資産を提供サービスに加えたことは、非常に自然なことと言えるでしょう。”

Onramp Invest CEO エリック・エルヴィンのコメント

"Onramp Investは、RIAsが顧客に有益な投資機会を提供する障壁を取り払うことを目標に創業しました。ミッション実現に向けた今回の経営統合は、最善の方法だったと感じています。オルタナティブ投資に対するメリットが明確であったため、多くのRIAsが顧客へ推薦していたものの、今までは、流動性の低さや、オルタナティブ資産への投資機会の少なさの解決は困難でした。今回Securitizeが最低投資額と手数料を引き下げ、セカンダリー取引での流動性の可能性を提供したことで、これらの課題が解決されました。今後トークン化は投資分野で重要な役割となり、すべての金融プロフェッショナルにおいて、この変化を受け入れることは不可欠なことになるでしょう。” 

 今回の買収は、3月に発表したSecuritizeとOnrampのパートナーシップによって、SecuritizeがRIAsへの、大手投資運用会社KKRやHamilton laneのプライベート市場ファンドへのアクセスを可能にした件に続くもので、Securitizeは先日EUにおけるトークン発行のニュースも発表しております。

 Securitizeは、プライベート市場のファンドにアクセスを求める投資家と、資金調達を目指す企業・プロジェクトを結びつけ、証券をEthereum、Avalanche、Polygon、Algorandなどの主要なブロックチェーン上に安全に記録しています。

 Onrampは、Securitizeの子会社として今後も運営を続け、Securitizeの製品を既存のプラットフォームに統合することを予定しています。買収取引は、数日以内に完了する見込みです。取引条件は開示していません。

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■ Securitizeについて

Securitize, Inc.はPE、VC、RWA、プライベートマーケット資産への投資機会を幅広い投資家層に提供しています。Securitizeは、3,000社以上の企業と120万人の投資家を有しており、資金調達のプロセス、投資家の登録・管理、発行とトレーディングのデジタル化を実現させ、発行企業とその投資家に新しい体験を提供しています。当社およびその関係会社は米国でSECに登録されているトランスファーエージェントと投資助言業者です。Securitize Markets, LLCとその代替取引システム(ATS)はFINRA及びSIPCに加入しています。詳しくは https://www.securitize.io をご覧ください。

*日本においては金融商品取引業は行っておりません。

■ Onramp Investについて

Onrampは、従来の資産とデジタル資産の金融インフラをシームレスにつなぎ、簡単に利用できるデジタル資産管理プラットフォームです。RIAsは、Onramp上で、顧客である投資家を数分でデジタル資産投資のエコシステムに参加させることができます。また保有している外部口座を表示し、デジタル資産へのダイレクトに投資できる他、充実したファンド、モデル、指数、およびポートフォリオ管理サービスへのアクセスを可能にしています。

開示事項

  • プライベート資本市場への投資は投機的であり、潜在的な損失を含むリスクがあります。またこれはすべての投資家に適しているわけではありません。
  • プライベート資本市場投資は一般的に流動性の低い資産クラスです。投資家は高い損失を被る可能性があり、自由にファンドを売却することできません。流動性に関する議論は純粋に推測的なものです。
  • 過去のパフォーマンスは将来の結果を示すものではありません。
  • ブロックチェーンへの投資は、従来の市場とは異なるリスクが伴います。リスクには、規制の不確実性、市場の採用、市場操作、市場からの撤退、価格の変動性、セキュリティリスクなどが含まれます。

※ 本リリースは米国での活動を紹介することを目的とした翻訳であり、2023年8月21日現在、日本国内に居住されている方はご利用いただけません。また、Securitizeは日本では証券業を行っておらず、金融商品への投資勧誘、アドバイスを提供するものではありません。

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