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米Securitize、Hamiltone Lane のシニアプライベートクレジットファンドを小口トークン化、Polygon上で提供開始

※ 本リリースは米国での活動を紹介することを目的とした翻訳であり、当ファンドには2023年6月12日現在、日本国内に居住されている方は投資いただけません。また、Securitizeは日本では証券業を行っておらず、金融商品への投資を勧誘、アドバイスを提供するものではありません。Hamilton Laneのファンドや定義に関する詳細は英語版のリリースをご確認ください。

 発行から流通市場まで対応したセキュリティトークン・ソリューションを提供するSecuritizeは、プライベート資本市場向けの大手運用会社のHamilton Lane(Nasdaq: HLNE)のエバーグリーン型のプライベートクレジットファンドをトークン化し、Polygonのブロックチェーン上で利用できる新しいフィーダーファンドを立ち上げました。

本件のポイント

  • 完全デジタル化された募集プロセスに加え、Web3を利用したオンデマンド償還により流動性を可能にした初のトークン化プライベートクレジットファンド提供へ
  • 最低投資額を200万ドルから1万ドルに小口化
  • ファンド持分はPolygon上で発行・管理

 Hamiltone Laneは2022年10月にSenior Credit Opportunities Fund (シニア・クレジット・オポチュニティーズ・ファンド 以下、SCOPE)を立ち上げ、今回Securitizeのフィーダーファンドを通じて、そのファンドの一部を個人投資家が利用できるようにしました。最低投資額は従来の200万ドルから1万ドルに小口化し、月に一度の解約の申し込み、または投資家のニーズに応じて償還する方法で流動性を提供しています。今回のファンドによって、伝統的にマーケットのアップダウンの中でも比較的安定しているシニアプライベートクレジットへより幅広い投資家の参加を可能にします。

 SCOPEは、一般的に企業の資本構造の中で最も安全な部分に位置する変動金利の担保付きシニアローンを対象とすることで、利回りと安全性の両方を求める投資家向けのシニアプライベートクレジットファンドです。当ファンドは通常、ヘルスケア、情報技術、ビジネスサービスなど、歴史的に不況に強い分野の市場をリードする、プライベートのシニアクレジットに投資します。このファンドは、1月に発売されたHamilton Lane のEquity Opportunities Fund Vに続き、Securitizeプラットフォームで提供されるHamilton Laneフィーダーファンドの第2弾となります。

米Securitize CEO Carlos Domingo のコメント

 “ 最近のテクノロジーやブロックチェーンのイノベーションの多くが活用方法が見出されていない技術が多い一方で、Securitizeは、このプライベートクレジットファンドを通じて、必要な時に流動性を見つけるという投資家がプライベート市場で直面する課題や解決に取り組んでいます。ブロックチェーン・ネットワーク上に構築されたスマートコントラクトは、これまで手作業で行われていた株式償還などの手続きを数週間から数秒へと劇的に加速させ、仲介業者や不要な手数料を排除し、最終的により多くの投資家がプライベート市場で生み出されている価値創造に参加するための障壁を減らしています。”

 SCOPEフィーダーファンドの投資家は、完全デジタル化されたプロセスを通じて、前月NAVで償還することもでき、その場合の取引手数料は無料です。


Hamilton LaneのDirect Credit 部門共同責任者 Nayef Perryのコメント

 “今回の提携は、不透明な市場背景の中で安全性と利回りを提供するプライベート・クレジットに多くの投資家が注目している、まさにその時に実現しました。SCOPEにより、投資家は手軽にマルチマネージャーポートフォリオへのアクセスが可能です。当社の幅広いプライベートクレジットの歴史的成功に基づく、一流の機関投資家向けプライベートクレジットへの投資機会を個人投資家にも提供します。"

Hamilton Lane のデジタルアセット部門責任者 Victor Jungのコメント

 “ 私たちは、プライベート資本市場においてこれまで、強力なリターンとパフォーマンスを、より多くの投資家に提供できるよう取り組み続けてきました。今回、SCOPEはSecuritizeの顧客のみが利用可能な特別な流動性を持ち、Securitizeプラットフォームで、Hamilton Laneとして2回目の募集を開始できることを嬉しく思っています。Hamilton laneは、ブロックチェーン技術の活用によりユーザビリティと透明性を高めつつ、プライベート市場へのアクセスを目指す投資家に一流のサービスを提供することを目指し、変革的ソリューションへの投資と導入に取り組んでいます。”

 フィーダーファンドの持分は、イーサリアムのエコシステムと完全に互換性のあるPolygonブロックチェーン上でトークン化され、その強固なセキュリティを継承しつつ、桁違いの効率性を発揮しています。

Polygon Labsの機関投資家向けグローバルヘッド Colin Butlerのコメント

 “このようにファンドへのアクセスをトークン化することで、流動性とアクセス性の両面で数えきれないほどの利点が生まれます。プライベート資本市場へのアクセスを民主化し、より多様な投資家にファンドを開放することを可能にします。

 フィーダーファンドは、少なくとも500万ドルの投資資産を持つ適格購入者(米国は約200万人)がアクセスできるようになります。フィーダーファンドは、FINRAおよびSIPCのメンバーでもあるブローカーディーラーおよび代替取引システムのSecuritize Marketsを通じて、Securitizeの登録投資アドバイザー、Securitize Capitalが提供し独占的に管理しています。

 SecuritizeとHamilton Laneは、今後数ヶ月のうちに、Securitize Capitalが単独で運用する第3のフィーダーファンドを立ち上げ、ファンドの所有権もPolygon上でトークン化する予定です。

Hamilton Lane Senior Credit Opportunities Fundの詳細について:https://id.securitize.io/primary-market/opportunities/292

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■ Securitizeについて

Securitize, Inc.はPE、VC、RWA、プライベートマーケット資産への投資機会を幅広い投資家層に提供しています。Securitizeは、3,000社以上の企業と120万人の投資家を有しており、資金調達のプロセス、投資家の登録・管理、発行とトレーディングのデジタル化を実現させ、発行企業とその投資家に新しい体験を提供しています。当社およびその関係会社は米国でSECに登録されているトランスファーエージェントと投資助言業者です。Securitize Markets, LLCとその代替取引システム(ATS)はFINRA及びSIPCに加入しています。詳しくは https://www.securitize.io をご覧ください。

*1 日本においては金融商品取引業は行っておりません。

■ Hamilton Laneについて

Hamilton Lane(NASDAQ: HLNE)は、世界最大のプライベート・マーケット投資会社の一つで、世界中の機関投資家や富裕層に革新的なソリューションを提供しています。プライベート市場への投資に特化した歴史は30年におよび、現在、北米、欧州、アジア太平洋、中東の各オフィスで575人以上のプロフェッショナルが働いています。2022年9月30日時点で、Hamilton Laneの管理・運用資産は8,240億ドル超で、そのうち投資一任契約資産が1,070億ドル、非投資一任契約資産が7,170億ドル超となっています。Hamilton Laneは、プライベート市場のあらゆる戦略、セクター、地域へのアクセスを顧客に提供する、柔軟な投資プログラムの構築を専門としています。詳細は、www.hamiltonlane.comまたは、LinkedIn にてご確認ください。

■ Polygon Labsについて

Polygon Labsは、PolygonプロトコルのためのEthereumスケーリングソリューションを開発しています。Polygon Labsは、他のエコシステム開発者と協力し、Web3のためのスケーラブルで安価、安全かつ持続可能なブロックチェーン基盤を利用できるようにします。Polygon Labsが開発したスケーリングソリューションは、数万の分散型アプリ、2億1100万を超えるユニークアドレス、112万以上のスマートコントラクトの作成、創業以来処理された総トランザクション数23億6000万と、広く採用されるに至っています。既存のPolygonネットワークは、Aave、Uniswap、OpenSeaといったWeb3最大のプロジェクトや、Robinhood、Stripe、Adobeといった有名企業のに採用されています。また、カーボンニュートラルで、Web3をリードしてカーボンネガティブにすることを目標としています。

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